カフカ『巣穴』02

フランツ・カフカの短編小説『巣穴』を翻訳していくLetterの第2回です
頭木弘樹 2026.05.28
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●ドイツ語原文と英訳

『巣穴』のドイツ語原文は2種類あります。

 ブロート版全集のものと、批判版全集のものです。

 ブロート版全集は、カフカの死後、親友のブロートが出した全集です。

 批判版全集は、研究者のマルコム・パスリーらが編集した全集です。

「そりゃあ、学者が編集したやつのほうがいいだろう」と思ってしまいますが、じつはそうとばかりも言えません。

 両者には少しちがいがあります。

 どうちがうのかについては、大きなちがいがある箇所で、ご紹介していきたいと思います。

 それぞれ、ネットにも掲載されています。

ブロート版全集(Projekt Gutenberg)

批判版全集(The Kafka Project)

(「巣穴」単独のページではありませんが、前回ご紹介した冒頭文「Ich habe den Bau eingerichtet und er scheint wohlgelungen.」で検索していただければ、すぐに出てきます)

 また、英訳は、Willa & Edwin Muir 訳がネット上で公開されています(PDFのダウンロードもできます)。

『Franz Kafka: The Complete Stories』

(「巣穴」は354ページからです)

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